「生きる」ということはつまづきの連続

子供の頃から道のあちこちに石が転がっていて、それにつまずき転んで常に傷だらけ。しかし、毎日毎日それを経験するにつれて、だんだん対応策を学んでいくものだ。

これは、精神的な部分にも当てはまる。
挫折をしない人に成長はない、とも言う人もいます。子供は育っていく中で親の元から徐々に離れ、自分の道を歩んで行く。

その道を進むにつれ、関わる人も増えていく。その中で関わる相手により、性格や考え方、育った環境など様々な違いや要因から不快な気持ちになったり、時にはいじめのような状況に追い込まれる人もいるだろう。

「全てを投げ出して逃げてしまいたい」そう思うのはずるいことではない。
しかし、歳を重ねるごとに関わる人は増え、関わる環境も更に広い世界になっていき、問題は更に複雑になっていく。
成長していく中で、私達はダイヤの原石のように荒く削られ傷つき、悩み、様々な気持ちを味わいながら解決策を見出だす知恵を添えなえていくのだ。
言わば、日々多くの人と関わり経験を積むことは、傷つくことも兼ねているといっても過言ではない。そうやって誰もがいろんなことを学びながら歩いている。

ただ、人生において、本当に苦しくて進むことすらできなくなる場合もある。悲しいが、人生に耐えきれず自殺という道を選ぶケースもありえる。

もし、死を選んでしまうくらいなら是非とも逃げて隠れて身を守ってほしい。逃げることは決して悪いことではない。
逃げるという行為は、自分を守るための知恵でもあり、自己防衛が出来ている証拠なのだ。
力強く生きていくためには、挫折や失敗を恐れず、時には立ち止まり自分の決断を考える余裕も必要だ。